歯列矯正をはじめた理由
自分の身体には数えきれないくらいコンプレックスがありますが、なかでも口元は永久歯が生えそろった頃からずっとキライな部位 第一位でした。
夫によると「あんたの口元って、かつおにそっくりだよね」とのこと。
いわゆる“ゴボ口”ってやつですね。これは前歯が突出しているのが原因だと思います。
「歯並びは遺伝」という話をよく耳にしますが、私の場合も例にもれず、祖父も父もまったく同じ口元です。
祖父はもう亡くなってしまったのですが、病床の横顔を家族みんなで眺めながら「Kaoとおじいちゃん、まったく同じ口してるね…」と、しんみり話したのも今ではいい思い出となりました(遠い目)。
とはいえ、それとこれとは別問題です。
ああ、もしも枕元に妖精が現れて「ひとつだけ願いごとを叶えてあげる」と言われたら、迷うことなく「口元を石原さとみちゃんにしてください!」とお願いするのに…。
そのため、これまでにも矯正を考えたことは幾度となくあったのですが、調べれば調べるほどにその煩わしさや高額な治療費がネックになり、ずっと踏み出せずにいました。
今回もいつものように軽い気持ちで調べはじめたのですが、メリットとデメリットを考えたときにメリットがデメリットを大きく上回ったため、思いがけず矯正をスタートさせることになりました。
【決意した理由その1】見た目の清潔感
まずは、やはり審美面です。
30歳を超えた頃から、日々着々と老化している我が顔面。
シミやシワはもちろんのこと、顔が全体的に下がってきたのが目下の悩み……。完全に、筋力<重力です(涙)。
でも若い頃よりは、かつお口が目立たなくなった気がします。なぜでしょうね。
頬の位置が下がったことで、口元のとがり具合も少し和らいで見えるというか……脳がストレスにこらえきれず、視覚を補正し出しているのかもしれません。
とはいえ年を重ねるにつれ、口元の印象は、思っている以上に清潔感を左右する!と実感するようになりました。
そうそう、母方の祖母はグループホームで寝たきりなのですが、年齢よりかなり若く見えるんですよ。というのも歯と肌がめちゃくちゃキレイなんです。
高額な美容施術を受け続けない限り、若返りには限界がありますが、今のうちに歯科矯正をすることで将来の顔印象を変えることができるのでは?と思わずにはいられません。
【決意した理由その2】かみ合わせが良くなる
かかりつけの歯科でクリーニングをしてもらっていたときのこと。
衛生士さんと話していて驚いたんですが、かみ合わせが正常な人って上下の前歯で食べ物がかみ切れるらしいですね!?
何を隠そう、私、人生で一度も前歯でかみ切ったことがありません……!
食事をシミュレーションしてみると、かたい肉などは奥歯を使って食いちぎっているような。
あとは、全体的に歯と歯が密集して生えているため、歯間が狭く、毎回フロスを通すのがやっとなのも何気にストレスかもしれません。
特に下の歯は重なってしまっている部分もあり、どんなに時間をかけて丁寧に歯みがきしても磨ききれず、虫歯になってしまった歯も多いです。
ここ数年は、10代の頃に治療した銀歯の下のむし歯(二次カリエス)や、歯間の虫歯が悩みです。
厚生労働省や日本歯科医師会は、「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」をスローガンに、“8020運動”を推進していますが、私の場合、このままでは自分の歯でかめない老後が待っている予感。
美しい歯並びとともに健康な歯を手に入れたいところです。
【決意した理由その3】矯正費用を抑えられるようになった
一昔前は、歯列矯正に100万円以上かかることもザラでしたよね。
一般的に“歯並びが悪い=病気ではない”という認識ですので、歯科矯正には健康保険が適用されません。
ワイヤー矯正の場合、装置代に加えて毎月の調整料もかかってきます。特に、表から見えない歯の裏側に装置をつける舌側矯正(裏側矯正)は高額な印象です。
今回、私が選んだマウスピース矯正(インビザライン)は、80万~120万円が相場とのこと。
私の場合は、製作できるアライナーの枚数が無制限の“インビザラインフル”で70万円(税抜)でした(5年保障付きで、調整料含む)。
もちろん安くはない金額ですが、一生ものの歯並びが手に入ると考えれば費用対効果は高いと思います。
あとは単純に、やっと歯に出せるお金を自分で稼げるようになったというのも大きいですね。
私の通っている歯科でも、大人になってから自分のお金でマウスピース矯正をする人がとても多いそうです。
【決意した理由その4】インビザラインのメリットに惹かれた
インビザライン・システムは、透明で目立たないマウスピースを使用した歯列矯正システムで、下記のような特徴があります。
・治療中でも目立たない
実物を見せてもらったのですが、会話する距離ならば周囲にほとんど気づかれないくらい透明度が高く、目立ちません
・口腔内を清潔に保てる
マウスピースは取り外し可能なため、食事や歯みがきの際に簡単に取り外すことができます
・ワイヤーなどに比べて装着感が良い
これはまだ実際に使っていないので分かりかねるのですが、ワイヤーに比べれば口腔内が傷つくことが少ないそうです。感覚過敏な自分にとっては、これが最大の利点に感じました
・通院回数が少ない
ワイヤー矯正の場合、1カ月に1度は調整のための通院が必要ですが、インビザラインの場合はすべてのマウスピースを最初にすべて手渡されることが多いため、2カ月に1度で済むことが多いそうです
そんなわけで、40歳を目前にした歯科矯正、スタートです!
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